成仏模型 ~junnishikawの模型日記

プラモデル趣味を再開した時の記録です。

僕の欲しかったミニ四駆

タミヤのRCカー、
バギーが流行った頃がありました。

1983年のワイルドウイリスを期に
約1年後のマイティフロッグで火が大きくなり
続くグラスホッパー、ホーネットで
ブーム確定となった印象です。

その頃各メーカーは
それらRCカーの要素を詰め込んだ
600〜800円位でモーター動作の
バギーのプラモデルを多く出していました。

もちろん操作はできませんが
高価なRCカーを買えない子ども達に
夢を与える存在であった事は間違いありません。

子どもの頃の私はこれらキットの
タミヤからの本命を待っていました。

実はタミヤからも
これらアプローチの回答は
ブーム前の1981年頃に出しています。
楽しい工作シリーズ『バギー工作基本セット』です。

手動の前輪ステアリング。
フロントサスはトレーリングアーム。
リアサスはリジッドアクスルか。
中空ゴムタイヤにナット留めのホイール。
アチェンジ機構はギア比変更ができたホリデーバギーやバギーチャンプと同じアプローチとも。
デフギヤは未装備ですがタミヤのRCオフロードカーも
ワイルドウイリス登場まではデフ未装備でした。

アジャスタブルダンパーから始まりC.V.A.ダンパーへと続く
大型のダンパーユニットはまだ未登場で
そのあたり現代のデザインと印象を異にしますが
この製品が出た頃のRCバギー、
バギーチャンプ系やホリデーバギー系の足回りと比べると
似通ったデザインで違和感はありません。

個人的には前後タイヤパターンが
バギーチャンプと酷似してたのが最高でした。
これは意図ではなく偶然で、近しいパターンのタイヤが
楽しい工作シリーズからリリースされていてその流用です。
(このタイヤ、スケール1/18との事で
元はチャレンジャーシリーズの
フォルクスワーゲンバギーから流用の様です。)

そんなこんなでボディこそ付属せず要自作ながらも
RCバギーの弟分というに相応しいイメージの商品でした。

ホットショット4WDで
RCカーブームがさらに加速していた時期に
満を持して発売された
レーサーミニ四駆は上記ギミックを持たず
前後サスなし、ステアリングなし、
否中空タイヤに差し込むだけのホイールに
ドライバーを使用しないはめ込み組立と
かなりシンプルな作りで
ワイルドウイリスJr.等のミニ四駆シリーズの
新ラインとしてならこれが正しいんだけど
子ども心にやっぱりこれは違うなぁ
と思った記憶があります。

その後のグレードアップパーツの開始で
RCカー的な楽しみができるようになって
楽しくなってきたのですが
レースが溝の中を走る今の形式になったのは
うーん、なんか違うなー、
それに四駆の意味なくね?と思ってました。

んでバンパーにローラー付けるようになったあたりで
RCカーとは別の競技として成立しだして行くわけですが
またその話はいつかの機会に。